一番好きな食べ物は何ですか??と聞かれると、お米!!と自信を持って答えるほど大好きでお米がなければご飯を食べた気がしません。こんなお米を作ってくださっている方が雨の日も風の日も暑い中でも作業していると考えると感謝して食べなくてはいけません。(お米に限らずですが、、)そこで私にできることはドローンを利用してのお手伝いかと思います。お米だけに限らず、夏場の暑い過酷な作業を少しでも軽減できるようにコストパフォーマンスが非常に高い機体をご紹介できればと思います。前回は農業用ドローンの説明や、農薬散布ドローンの農林水産航空協会の認定機や未認定機についてお話させて頂きました。今回はもう少し入り込んで農薬散布ドローンの必要な機能や特徴についてお話をさせて頂けたらと思います。
農薬散布ドローンに必要な機能や特徴とは?
農薬散布ドローンの始まりは約3年~4年ほど前でした。その時は空撮のドローンがやっと一般的になってきた時でDJIの有名なファントムでも3がでたか出ないかぐらいの時でした。その時農水省でも農薬散布ドローンに関する規則は決まっていませんでした。そこで平成28年3月31日より「空中散布等における無人航空機利用技術指針」に改正されました。そこから各社メーカーが農林水産航空協会の認定機種を取得していき弊社でも今年に性能確認認定済み機体として飛助MGを認定取得致しました。2018年5月22日現時点では、農林水産航空協会の掲載している一覧表では、機体の製造メーカーとしては弊社を含め全国で8社登録されています。もちろんその中には、農業に関係しない方でも一度は必ず名前を聞いたことのある大手メーカーさんや、弊社のように今まで農業界では聞いたことがなかったメーカーもあります。
お客様によくお問い合わせ頂く内容で、その中でどこのドローンを選んだらいいか?とよくお聞きします。もちろん私はマゼックスの従業員なので弊社の製品をお勧めしたいところですがお客様の目線に立ってお話させて頂きます。
農薬散布ドローンにどこまでの機能を必要とするのか
ドローンにも様々な機能があります。車のように障害物を検知し自動で止まったり、地面との距離を常に把握し高度を数センチ単位で調整したりなど様々です。弊社はお客様が安心して安全にしようできる基準を設け、それ以下にならないように採用部品を選定し開発をおこなっています。そのため安定して飛行することは前提で最低限の装備で済みます。そのため弊社の機体には障害物センサーや高度レーダーなどは付属していないですが低価格が実現します。弊社としては車業界でいう軽自動車のようなドローンをお客様にご提供したいと考えています。だからといって、弊社の製品は操作が難しいなどはありませんのでご安心下さい。
農薬散布ドローンは信頼性をとるか、散布性能をとるか。
ドローンには4枚・6枚・8枚のタイプがあり、厳密には4枚より6枚・6枚より8枚の方が機体の安定性は優れます。ただし、プロペラの数が大きくなるにつれて1枚のプロペラの大きさは小さくなります。そのためプロペラから発生するダウンウォッシュが小さくなってしまいます。例えば、小さい羽根の扇風機を2個回すよりも大きい羽根の扇風機の方が回転数は同じでも風力は強いですよね。それと同じで農薬散布には大きいプロペラを使用してあげる方がより強力なダウンウォッシュが発生し作物の根元まで十分に散布することが考えられます。そのため、プロペラが大きくて重い産業用ヘリコプターが散布性能がいいということになるかと思われます。弊社ではコスト削減の為に4枚タイプを採用したのではなく、このような理由があって散布切替装置と組み合わせて販売しております。
どこのフライトコントローラーなどを使用しているか
フライトコントローラーというのはいわゆるドローンの脳です。機体が風にあおられて傾いたとき瞬時に計算を行いたくさんあるモーターの複数個の出力を調整して機体を安定させます。このフライトコントローラーによってドローンの安定や飛行性能が左右されます。弊社の機体は高性能なフライトコントローラーを使用しています。そのため一般的なドローンと同じように飛行することができます。ただし、農薬散布ドローンは液体の揺れを制御しながら機体の制御を行っているので空撮のドローンと比べると少し違和感がある場合があります。
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